2009/11/18

となりの人間国宝さん ~大阪城北詰~

よ~いドン!という関西テレビの番組を朝見てました.となりの人間国宝さんというレギュラーコーナーがあり,関西では密かに大人気.月~水は円広志さん,木金は月亭八光さんが近畿の町をあちこちぶらぶら歩き回って面白い人を探すというロケもので,今日は円さんの回.場所は大阪城北詰.

ただぶらぶら歩くだけの番組をみたって何を書くことも普段はないんだけれど,今日は少し感動しました,というお話.

気さくなおじさんが営むのは古くから続くお茶屋さん.小学校の通学路にあり,学校帰りの小学生がたくさん前を通っていきます.知らん顔して前を通っていくのかなぁというのが現代っ子に対する偏見.残念ながらそれが現実なのかなぁ.よくて会釈をしていくくらいか,明るい子ならテレビに向かってはしゃいで通り過ぎるかもしれません.それはそれでほほえましいと思います.でも,あまり期待はできません.

が,しかし.大阪城北詰の子供たちはすごかった.会釈だけではなく,顔なじみのおじさんに「さようなら」とはっきり挨拶しているではないですか.テレビの前だけではなく,毎日同じだそうです.当たり前のことなんだろうけれど,すごいなぁと思う.たぶん僕も小さいころは(ひょっとすると今もかな)できていなかっただろうし.そしてそれだけではありません!次に通った子供はもっとすごかった.小学校3年生くらいの2人組.お店にさしかかる前にあらかじめ帽子を脱ぎ,お店の前でおじさんに「さようなら」と,ぺこり.おぉぉぉぉ脱帽までしている..なんてよくできた少年たちでしょうか・・・

そんなこんなで,スタジオは大盛り上がり.僕も朝から感動.いやはや,世の中悪くなっていくばかりじゃないようです.親のしつけがよいのか,学校の教育がよいのか,それとも近所付き合いがきちんとできていたらあれくらいは当たり前にできるようになるのか.世の大人たちは,あの少年たちに学ぶことがたくさんありそうですね





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