2012/05/19

Google Apps Script のテストにつかうウインドウ

Google Apps Script のテストで改行を含む文字列をチェックしたいときにはテキストエリアを1つだけもつポップアップウインドウを使うとよいかも.Browser.msgBox() は改行とスペースが省略されてしまうので...なんか他にいい方法あるのかな

function myMsgBox(s){ var ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet(); var app = UiApp.createApplication(); var t = app.createTextArea() .setValue(s) .setWidth('480px').setHeight('290px'); app.add(t); ss.show(app); }

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2012/04/19

公開されちゃってるWordpress環境をローカルにコピーしてみた

※いつものように非専門家向けです

Wordpress のテーマの,それも style.css とか,functions.php を少し弄りたいだけだし,どうせ見てる人なんてあんまりいないからと思って,エイヤっとサーバーに置いちゃうような怠慢アマチュアはきっと僕だけではないでしょう(僕だけかな?)スタイルファイルとか無害なものだときっと問題ないだろうし(?)

それでも大々的に宣伝を始めてしまったら,やっぱり心苦しくなるもので,ローカル環境をちゃんと作ってみました.実際にデータは投入されはじめているので,まったく白紙のデータベースとつないでしまわず,現状の環境をまるごとコピーということをやります.

目的

  • 原稿環境をまるごとコピー
  • できるだけめんどくさくない感じで

まずやること

  1. サーバー:Wordpressのプログラムをまるごとダウンロード.C:\WHEREVER-YOU-LIKE におく
  2. サーバー:phpMyAdmin でデータベースをまるごとエクスポート
  3. ローカル:1を入れたフォルダでPHPが実行できるように(個人的にはVertrigoServをおすすめ)
  4. ローカル:phpMyAdmin でテーブルを作って,そこに2をインポートする
  5. ローカル:config.php にデータベース情報を書き込む.VertrigoServ を入れてすぐであればホスト名 localhost, ユーザー名 root パスワード vertrigo になってるはず

通常のサーバーの移行と同じようにやればよいということですね.ダウンロードしてアップロードする.基本はそれだけですね

問題点

  • データベース接続エラーというのが出る!
  • サイト内リンクがおかしい

WP3.3 をマルチサイトで運用してたものを動かすとこういうことになっちゃいます.単一サイトの運用でもサイトのあらゆるところでサーバー環境でつかっていたドメイン情報が使われています.

方法1:DB内のドメイン情報を書き換える

間違ったドメイン情報が書いてあるんだからそれは書き換えればよろしい.ごもっとも.つまりMySQLに格納されたドメイン情報をまるごと置換してやるってことですね.具体的にはSQLをテキストで落として置換ということをやればよろしい,と → http://d.hatena.ne.jp/shunsuk/20081205/1228486751 

方法2:HOSTSをいじる

ほんとは1の方がスマートな大人のやり方なんだと思います.でも僕はそれをやらなかった.なぜなら全テーブルを置換するやり方が思いつかなかったし,見るべきテーブルを知らないから!というわけで,ドメインのマッピングを無理やり変えちゃいます.

  1. HOSTS( http://helpdeskgeek.com/windows-7/windows-7-hosts-file/ )を開いて,127.0.0.1 www.your-domain.com のような一行を追加.IPアドレスは,自分のローカルサーバーのアドレスを入れます(127.0.0.1ではダメかも?Vertrigoならタスクバーアイコンを右クリックしたときに出るやつを入れればOK).ドメイン名は自分のものを入れる
  2. Apache の httpd.conf に独自ドメインの情報をいれます.

こんな感じ:

<VirtualHost *:80> DocumentRoot "C:/WHEREVER-YOU-LIKE" ServerName www.your-domain.com </VirtualHost>

つまりここでやっていることは,(1)ブラウザなどで www.your-domain.com にアクセスしたら 127.0.0.1 のサーバーに問い合わせるようにして,(2)問い合せを受け取ったサーバーは,www.your-domain.com へのアクセスについて "C:/WHEREVER-YOU-LIKE" ディレクトリのデータを返してやるようにしている.ってことですね(たぶん)

これによって www.your-domain.com として公開されているサイトは(一時的に)見られなくなります.もどすときは,HOSTS に追加した一行の先頭に # をつけてコメントアウトすればよいでしょう.正しいDNSを参照するようになります

おしまい

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2012/03/15

福井健策 『著作権とは何か』『著作権の世紀』よんだ


 

 

  • 著作権とは何か ―文化と創造のゆくえ (集英社新書) [新書]
  • 著作権の世紀―変わる「情報の独占制度」 (集英社新書 527A) [新書] 

著作権の全体像をはじめて学ぶのにはこの2つが一番いいかもしれません.なぜかを説明する前に,少し寄り道をして,一般論から始めさせてください

著作権をはじめとした知的財産権は(1)創作者に対して「独占権」を与えるための制度であって,(2)権利を強くすると創作の自由度を下げ,(3)権利を弱くすると創作のインセンティブを下げる.ほとんどの場合に独占はよくないことですが,少なくとも建前としては,(2:保護)と(3:制限)のバランスを取れば(1:独占)を正当化することができる,というのが今のところ一般的な視点だと思います.すなわち,(2:保護)と(3:制限)のどこかに丁度いいポイントがあって,著作権は適切な権利制限のもとで創作者の創作性を高める制度でありえる.しかしこの話の難しい点は,その丁度いいポイントがどこにあるかは微妙すぎて,著者が著作権制度についてどう思っているかによって,好意的に書かれたり,否定的に書かれたり,まったく違った主張がなされてしまう.なので,この手の本を読む場合には『今自分が読んでいる本がどういう立場なのか』を常に認識しておくのが重要と僕は思います

(2:保護)と(3:制限)のバランスはときに政治的なパワーバランスに左右されてしまうので『著作権はクリエイターを守るために重要だ』という言説に隠された真意にはさらに注意が必要になります(このあたりのことはレッシグの3部作を参照ください)

さて本題.この2冊のいいところは,著者の福井健策さんが法律家でありながら芸術愛好家であるということにあります.やや(2:保護)に寄っているようには感じますが,権利者の過剰な権利保護への圧力に対しては断固として反対する姿勢も読み取れ,非常にバランスのよい思想をお持ちの方とお見受けしました.そのため利点と問題点をバランスよく学ぶことができ,どちらの立場に立たれる人にとっても好感をもって読み進められると思います.

さらに,この2冊の小さな本ではたくさんの具体的な作品(判例ではなく!)の例を参照しながら,著作権制度について学ぶことができます.入門者にとっては,これほどありがたいことはないのではないでしょうか.

個人的にはやや(3:制限)に寄った考え方をもっております(経済学クラスタの人間の多くはそうだと思います)ので,少し反対したい部分もあります.例えば『著作権の世紀』(p. 100)には,ハリウッドの映画会社は著作権制度の恩恵があってこそ1本100億ドルもの制作費をかけた大作を作っても利益を出してやっていける,といった旨の記述がありますが,著作権制度がなければそもそも100億ドルもの制作費はかからなかった訳でしょうから,この部分は著作権制度をサポートする論理としては意味をなしていないと思います.

...とはいえ,もちろん,このようなわずかな瑕瑾をあげつらって批判をするつもりも資格もありませんので,この話はこのあたりに...全体として非常に優れておりますので,信用して読める新書だと思います!!

 

 

 

 

 

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Posterous Space を変更

写真用のギャラリーを追加した。エンジニアの人がブログと写真のストリームと分ける使い方をしていたのでそれにならってやってみる。

http://mintjulep-gallery.posterous.com/

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2012/03/08

岡田斗司夫・福井健策 『なんでコンテンツにカネを払うのさ?』(2011,阪急コミュニケーションズ)

なんでコンテンツにカネを払うのさ? デジタル時代のぼくらの著作権入門
岡田 斗司夫 福井 健策
阪急コミュニケーションズ
売り上げランキング: 5644

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