2007/10/29

英語

ここのところ論文とか数学の本ばかり読んでいてブログが書けない.なぜなら数学の本はなかなか読み終わらないからだ.そういうわけで,今日は一英語学習者としていつも頼りにしている(た)本を載せようと思います.主に辞書的なものばかりですが,あしからず.

まずは,辞書です.おすすめ順に,コウビルド英英辞典,OXFORD現代英英辞典,ロングマン現代英英辞典.この3冊の辞書には中学時代から大変お世話になってきました.もちろん版は変わってしまっていますが,特徴は変わらないでしょう.どの3冊も高校生くらいから無理なく使えるレベルに定義用の語彙を絞り込んでありますので,初心者から中級者まで幅広く使えると思います.特にコウビルドはおすすめです.英英辞典に馴染むという意味では,ロングマンは定義も平易で最適だとは思いますが,コウビルドは“英語に”馴染むという点で右に並ぶ辞書はありません.語句の説明は,すべて完全なセンテンスで為され,定義自体が例文になります.ただ,同一語句で意味を複数持つものに対する説明が,品詞に関係なく頻度ごとに行われるため,検索に時間がかかってしまうという難点があります.調べる辞書というよりは,読む辞書といった感じでしょうか.その点では,Oxfordが優れています.簡潔明瞭な定義はOxfordのウリだと思います.

ついつい電子辞書に頼りがちになっている人が多いかとは思いますが,やはり紙の辞書を使う方が長期記憶として定着しやすい(ような気がする)ので,一度手にとってみてください.

コウビルド英英辞典
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OXFORD現代英英辞典 ペーパーバック版
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ロングマン現代英英辞典―Longman dictionary of contemporary English

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続いて,英作文のルールブックである“The Elements of Style”.この本は,結構有名みたいですね.アメリカの大学で教えられるWritingは,基本的にこの本で提起された体系に則って指導されるんだとか.例文が陳腐化してしまったという点を除けば,素晴らしい本です.英語で論文を書く必要のある人には必読の書.

The Elements of Style (Elements of Style)
William Strunk Jr. E. B. White
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最後に,英文法の本を.非常に有名な“ロイヤル英文法.”この本は,高校生向けの本じゃないのかという声があるかもしれませんが,そんなことはありません.高校英語と大学英語,ビジネス英語に一体どんな違いがあるのでしょう.ふと疑問に思ったときに,辞書的に使う参考書として最適.個人的にマーク・ピーターセンが好きだというのもありますが,すごくお薦めです.

ロイヤル英文法―徹底例解
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