2012
これは21世紀最悪の大規模パニック映画かもしれない
アメリカ的で救いようのないハッピーエンド.ハラハラドキドキがあって主人公が生き延びればそれでよい.最後には少し綺麗ごとのようなことをやっていたようだけれど,それではどうにもならないくらいにひどいありきたりのストーリー.申し訳ないけれど,この映画はオススメできないです.まぁもう公開終了だからいいけれど
アバター
こちらはもう少し斬新なお話.新惑星の開発を目論む人間と,自然と共に暮らす原住民の禁断の恋物語.同じハッピーエンドでもこっちは素敵です.ハッピーエンドをただのハッピーエンドで終わせない.きちんと死や破壊と向き合っています.
僕がある種のアメリカ映画に対して批判的なのは,きっと意味もなく登場人物を殺しすぎだということだと思います.無名の人々が為す術も無く死んでいくというのは,ストーリー上ある程度仕方がないのかもしれません.しかし,2012のように,その無名の人々の生や死に対してまったく敬意を払わない映画には嫌悪感すらいだいてしまいます.その点,アバターは無名の人々の死に対してとても真摯に向き合う素敵な映画でした.
映画でもなんでも,受け手が何かを学び取ることのできる作品がよい作品かと思います
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