2009/10/30

人間のための経済

僕は国会中継をちゃんとみたわけではないので,これから書くことは事実や本意とは異なる場合があります.でも我々にとって大事なのは,多くの場合,言葉や表情にしか表れない表面的なことだと,僕は思います.



さてさて,表題の件について一言

そもそも経済活動は人間が行うものだし,人間以外が経済活動を行っているようにもみえないんですが,誰がこんな空疎なキャッチフレーズを考え出したんだだろう.一国の宰相がこんな言語感覚でよいものか.

チワワのための経済とか,エゾシカのための経済とか,そういうのと対比してたりして.人間だけのために世界があるわけじゃない!と,動物愛護団体におこられますよ.ははは


それとも,競争に躍起になるのはもはや「人間でない」ということかな?競争とはほとんど無縁の世界でぬくぬくと生きてきた人が競争に勝たなければ生きていけない「人間」に共感できるのかな


「政治家による,人間のための経済」


ということですか.そりゃもはや国民目線というより「ほどこし」でしょう.最初からそんな雰囲気だったけど,ほんとにこんなんでいいの?福祉を強化したければ増税しなきゃならないし,それがダメなら市場にまかせる以外にないと思う(もちろん通常の国家ではその間にあるどこかで経済活動が行われているはずですよね).すばらしい代替案があるなら提示しないといけないのに,その責任を放棄して「人間のための」とかあいまいなこと言ってる場合なのかなぁ.選挙中じゃないんだからきれいごとはもういいですよ...

こんな状況で「最後は私が決断します」って言われても不安をあおるだけです.民主党さん,イス取りに大勝したにはがんばってもらわないとー



まぁ個人的には石破派です

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