2009/08/30

磯崎憲一郎 『終の住処』

終の住処
終の住処
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磯崎 憲一郎
新潮社
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この人は何が書きたいんだろう・・・・・・?
文学をよく知っている人にとっては面白く読めるのでしょうか。不勉強のためよく分かりませんでした。きっと、芥川賞の文脈では評価されるんだろうな。書き下ろしの『ペナント』も含め作風は非常に独特で、何回ではないですが読みやすい小説ではありませんでした。

理解できんので、とりあえず、インタビューを探してみた。



緊迫感はあるけれども強い絆で結ばれた夫婦関係と、時間について描きたかったらしい。帯にも、『人生とは、流れてゆく時間、そのものなのだ』と書かれている。

個人的には緊迫感というよりも、時間の流れと因果の無関連とか、それに基づく混乱が小説世界を支配していて、絆の強さよりもデタッチメントの風合いを感じてしまったな。そんなこんなで、なんだか納得がいかなかったんだけど、まぁいいか。

ご本人自身は家庭内ではいいパパのようです。







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