2009/05/23

ハッピーフライト










DVD を衝動買い。『おっぱいバレー』を観て綾瀬はるかさんの表情豊かな演技がとても気に入りました。しかも、この映画は『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』の矢口史靖さん。面白くない訳がないですね。

物語は、羽田発ホノルル行きのとある便を中心に、ANAのパイロット・客室乗務員・地上スタッフ、および乗客・飛行機マニアなどが登場し、空港にまつわる群像劇として展開していきます。タイトルに「ハッピー」とあるのに、のっけからハチャメチャな矢口ワールド。じわりじわりと仕掛けを投入していきます。航空会社という職場は、ポジションごとにがっちがちに役割分担が完成し、お堅い感じの職場なんだなぁという印象でスタートするんですが、とあるアンハッピーな事件をきっかけに急速に職場の一体感が増していきます。この展開は見所のひとつだと思います。特に圧巻なのはテンポの小気味よさ。抜群です。

かなり登場人物も多い映画なのですが、それぞれの役割をいさぎよく最小限にとどめて混乱を避け、それでいて個々の役に強烈な印象を残す。これは矢口映画の醍醐味のひとつかもしれませんね。一人ひとりの役がとても個性的で非常に素晴らしく、航空会社職員の細部にわたる努力に対する製作者の尊敬の念さえ感じられます。全員が主役、な映画でした。オススメ



amazon best of the month

にほんブログ村 本ブログへ

ブログランキングに参加しております.ご投票いただけましたら幸いです

0 件のコメント: