なんかの映画の前に『赤い糸』の予告があって,そこで気になって買ってみた.普通なら「しょせんケータイ小説だ」と思って気にも留めなかったんだろうけど,ひとつ強烈に印象に残った場面があったのでずっとひっかかっていた.それは女の子がビルから飛び降りるってシーンで,自分なんていない方がいいんだと自分の存在を消し去る強い決心を,目の前にいた友人に宣言し実行する(予告なのでその後どうなったかはわかりませんが……).何のためらいもなく決然と,そして,あたかもビルの屋上から空に向かって飛び立つためだけにあの子は生まれてきたのではないかと思わせるくらい自然に.重力と吹き上げる上空の風が,身にまとう服を美しく揺らし,地球上のすべての存在がその芸術的な跳躍に力を合わせているようにさえ思えた.
その映像があまりにも鮮烈で,主題歌を買ってみようと思う気になったのです.つまり,宣伝に見事に踊らされているというわけだ.こういうことを言った人がいます:
『音楽の鳴っている間はとにかく踊り続けるんだ.なぜ踊るかなんて考えちゃいけない』
というわけで,映画も見に行こうかな
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