2008/02/18

村上春樹 「蛍・納屋を焼く・その他の短編」 (新潮文庫)

ふむ.この本は難しい

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村上 春樹
新潮社 (1987/09)
売り上げランキング: 39620



「蛍」という名の短編.村上春樹,蛍とくれば,当然「ノルウェイの森」の名シーンを思い出す.ワタナベ君が突撃隊にもらった蛍を逃がしてやるシーン.弱々しく光る蛍が死を連想させる.生と死の境界の曖昧さを描く(と僕が勝手に解釈している)素晴らしい一節...などと思って読み始めたら,ほんとにノルウェイの森の一部でした.こちらが原作なのだろうか.

Amazon のレビューでは「納屋を焼く」が人気のよう.確かに面白い.でもよく分からない.何かが隠れていそうなのに,それが読み取れない.やはり,Faulkner の“Barn Burning”という作品と何かしらの関係があるのだろうか.いずれそちらも読まねばなるまい.



ここで終るとなんだか中途半端で気持ち悪いけど,これ以上書くと長くなりそうなので終わりにします.

追記:
日本ブログ村の映画コミュに間違えてトラックバックを送ってしまいました.映画ネタじゃないのに...ご迷惑おかけしました.

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